【2025年の人気アイテム】 ヘゴ着け富貴蘭「淀ノ海」

ヘゴ着けの富貴蘭「淀ノ海」です。
葉幅広く肉厚の豆葉で、付けは波型、襟合わせよく剛健な草姿となります。
豆葉としては大型のため花付きの良い品種です。
当園交配種（淀の松×青海）の淀ノ海は、2016年東京ドームにおいて開催された世界らん展にヘゴ着け品を出展し、シルバーメダルを受賞しました。

着生ランのユニークな性質を、ヘゴ着けランで見て育てて芳香とともにお楽しみください。
ヘゴに着けてから8年以上経過しており、ヘゴに活着していますので、このまま何年でも植え替えなしで支障ありません。
23本立ち子芽2本付きで、株全体（根・ヘゴを除く。）の最大幅約27cm、上下約22cmです。

栽培環境は無加温のガラスフレーム内です。
本品種の遮光率は、春～秋70～80％（遮光率75％は、50％遮光ネット二重張りとなります。）、冬50％程度が適します。
ヘゴ着けランの育て方説明書を添付いたしますが、詳細については、当園ホームページ「植物と暮らせば園芸楽」もご覧ください。
「世界らん展２０２２」に当園のヘゴ着け富貴蘭を出品した状況も掲載してあります。
はままつフラワーパーク内の大木に着生したフウランの状況もご覧いただければ幸いです。

ヘゴ着けランは植え替えの必要もなく、乾燥に対しても強くなっているので水やりは4月～11月は3～5日に1回、冬は1週間に1回程度やってください。
なお、当園栽培場では、自動換気扇・自動天窓・遮光約50（冬）～70％（春～秋）のガラスフレーム内において4月～11月、夏季を通して5～6日に1回の水やり、冬はビニールで二重張りした無加温のガラスフレーム内、最低温度1～2℃において10～15日に1回の水やりです。
水やり回数は置き場所の遮光・通風の程度により、前記を目安に適宜変えてください。
根腐れは相当濃い肥料を与える以外発生しません。

風蘭（園芸品種を富貴蘭と呼びます。）は関東以南に自生し、樹木の枝や幹に着生（木から養分は摂りません。）するラン科の多年草で、寒さ・暑さ・乾燥に強く、西日本では温室設備がなくても育てられます。6~7月に咲く白色の品のある花（写真はホームページに掲載）は夕方から夜にかけて良い香りを出します。

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